「子午線の祀り」

【演劇・ミュージカル】
2021年02月21日(日)
<上演時間:3時間(休憩時間20分含む)予定>   「平家物語」に題材をとり、日本演劇史上に燦然と輝く不朽の名作『子午線の祀り』 2017年に野村萬斎の新演出で上演し、数々の演劇賞を受賞した本作が 戯曲の芯をとらえ直し、ダイナミックかつテンポ感を増した2021年版として新たに生まれ変わります。   『子午線の祀り』は、「平家物語」を題材に“天”の視点から人間たちの葛藤を描き、平知盛や源義経をはじめとする源平合戦に関わった登場人物たちを躍動感をもって浮き彫りにし、心理描写も巧みな壮大な歴史絵巻に仕立て上げました。また日本語の“語り”の美しさと荘厳な響きを引き出す群読という独特な朗誦スタイルが随所に用いられ、演劇史に確固たる地位を築いてきた傑作です。 宇野重吉、観世栄夫、木下順二らの演出による初演(1979年)から、能・狂言、歌舞伎、現代演劇で活躍する俳優、スタッフがジャンルを越えて創り上げ、日本演劇史をひとつの作品で体現する唯一無二の舞台として、高く評価されてきました。 その伝説的な舞台を、2017年に野村萬斎の新演出により世田谷パブリックシアターで上演しました。世田谷パブリックシアターの芸術監督として長年にわたり、「人間の営みを俯瞰して眺める狂言的なマクロの視点」と「人間の精神性や情感に迫る能的なミクロの視点」で古典と現代が融合した作品を数多く演出してきた野村萬斎。その集大成ともいえる本作は、宇宙的な視座を持つ作品の深い考察、個人と全ての人間の運命を包み込む宇宙の対比、朗誦による日本語の美しい響きと身体性を活かしたダイナミックな演出が高く評価され、読売演劇大賞最優秀作品賞をはじめ、数々の演劇賞(*1)に輝きました。 そして2021年の初頭にコロナ禍の中で上演するにあたり、2017年版をベースに再構成した舞台を新たにお届けする予定です。戯曲のエッセンスを抽出しダイナミックかつテンポ感を増した新たな『子午線の祀り』の誕生にご期待ください。    *1 第25回読売演劇大賞最優秀作品賞             同女優賞(若村麻由美)       第59回毎日芸術賞 千田是也賞(野村萬斎) 世田谷パブリックシアター『子午線の祀り』(2017)撮影=細野晋司   チラシのダウンロードはこちら   演出家・出演者コメント 野村萬斎 子午線の祀り 2021 withコロナバージョン に向けて 1979年の初演より半世紀を過ぎて尚輝く名作。2017年の新演出では、数々の賞を頂きました。 何故この作品がこれまで息長く、また時代に合わせたアップデートに耐えて輝き続けるのか。 それは木下順二が、日本の普遍の名作「平家物語」に、世界の普遍の名作「ギリシャ悲劇」「シェイクスピア」を掛け合わせ、宇宙の目線から見つめるというハイブリッドな戯曲(レクイエム)を書き上げたからに他ならない。数百年、数千年の普遍を掛け合わせれば、それは絶対普遍とも言えるのではないか。後は、現在に生きる我々が、いかにアップデートするかにかかっている。 この1年間、世界はコロナウイルスという大きな波に揺れている。しかし我々は、足を波に掬われようとも自分の座標軸をもち、すっくと現在この時に立っていなければならない。この「子午線の祀り」も、早くも大きなアップデートを迫られている。 戯曲を圧縮し、言霊を磨き、舞台美術を変え、役者の身体性をより強固にアグレッシブにして、演出の濃度を上げる。それは再演という括りでは収まらない、新たな旅立ちである。 コロナ禍だからこそ我々は、現在、何処に、何故に、どのように生きているのか?あなたの目前に漂う「生と死」と、歴史の波に漂う源平壇の浦合戦の「生と死」が合致してオーバーラップする時、あなたは自分の存在を宇宙の目線から知り、自らをアップデートするのである。そして「満々とひろがりひろがる現在という時空の海面に、あなたはすっくと立っている。」ことを自覚するのである。 戯曲の主人公の一人である平知盛を演じるのは4度目である。「見るべき程のことは見つ」とまさに世の中を俯瞰して千尋の海に沈む知盛の目線は、時空の闇を超えて今を生きるあなたの目線に、影身として寄り添うのである。   世田谷パブリックシアター芸術監督 野村萬斎(子午線の祀り演出 新中納言知盛役)   【物語】 歴史上名高い源平の合戦。次第に平家の旗色は悪くなるばかり。兄・宗盛(河原崎國太郎)に代わり平家軍を指揮する平知盛(野村萬斎)は、一の谷の合戦で、源義経(成河)の奇襲を受け、海へ追い落とされる。以来、武将となって初めて自分に疑いをもちつつ、知盛は舞姫・影身の内侍(若村麻由美)を和平のため京へ遣わそうとする。 平家を支える四国の豪族・阿波民部重能(村田雄浩)は、三種の神器を盾に主戦論を唱え、知盛を立てて新しい日本国の存立を画策しようとする。知盛は平家滅亡を予感しながらも、後白河法皇の過酷な要求を拒絶し、徹底抗戦の道を選ぶのだった。 一方、源義経は、兄頼朝から目付役として遣わされた梶原景時(吉見一豊)と対立しながらも、源氏方の先頭に立って慣れぬ海戦も乗り越え、ますます勢いづいていく。 そして、ついに両軍は壇の浦の決戦の日を迎える―――。     作:木下順二 演出:野村萬斎 音楽:武満徹   出演: 野村萬斎 成河 河原崎國太郎 吉見一豊 村田雄浩 若村麻由美 星 智也 月崎晴夫 金子あい 時田光洋 松浦海之介 岩崎正寛 浦野真介 神保良介 武田 桂 遠山悠介 森永友基

全席指定 S席:8,500円 A席:5,000円 U24チケット(24歳以下):4,250円 高校生以下割引:1,000円 シルバー割引(満65歳以上):8,000円   ※U24、高校生以下、シルバー割引はチケットかながわの電話・窓口・WEBにて1月23日より取扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)。 ※車椅子でご来場の方は事前にチケットかながわにお問い合わせください。 ※未就学児童はご入場いただけません。 ※営利目的の転売禁止。 ※感染拡大防止のため、当面は間隔を空けた座席配置にて販売いたしますが、状況により間のお席を追加発売する場合がございます。予めご了承の程何卒よろしくお願いいたします。

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