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リッカルド・フリッツァ

 1971年イタリアのブレッシャ生まれ。
 ミラノ音楽院で音楽の基礎を学んだ後、ペスカラ音楽院にてジルベルト・セレンベ氏の下で指揮を、その後はヴェローナのフィラルモニコ・アカデミーでヨルマ・パヌーラ氏のマスターコースにて学ぶ。1996年から1999年にシエナのキジアーナ・アカデミーにてジャンルイージ・ジェルメッティの下で研鑽を積む。1998年チェコの南ボヘミア州立フィルハーモニー管弦楽団国際コンクール優勝。1994年〜2000年までブレッシャ交響楽団の常任指揮者を務め、数多くのコンサートで活躍。
 ドニゼッティ「劇場の都合不都合」でオペラ・デビューを果たし、その後、ロッシーニ「ブルスキーノ氏」「セミラーミデ」「イタリアのトルコ人」「チェネレントラ」「湖上の美人」、ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」「王国の一日」「リゴレット」「マクベス」「運命の力」、モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」、ドニゼッティ「ラ・ファヴォリータ」「連隊の娘」を指揮する。ペーザロやスポレート、マルティーナ・フランカなどイタリア国内のフェスティヴァルや各地の歌劇場はもとより、モンテカルロ、ウェックスフォード、サンクトペテルブルグ、ロンドン、マルセーユ、ブリュッセル、ミュンヘン、マドリッド、リスボン、ドレスデン、ニューヨーク、ワシントンなど欧米各地の歌劇場で客演指揮者として活躍し、ヴェルディ、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティなどのオペラを指揮。一方、各地のオーケストラの演奏会でも活躍し、第43回大阪国際フェスティバルなどコンサートでの来日を経て、2005年新国立劇場で「マクベス」を指揮。
 昨秋はジェノヴァで「魔笛」、本年は3月から4月にワシントン・オペラで「連隊の娘」を指揮。今回の「リゴレット」が日本で2回目のオペラ指揮となる。今後も、マドリッドで「タンクレディ」、ワシントンで「ルクレチア・ボルジア」、メトロポリタン歌劇場で「リゴレット」「アルミーダ」、ビルバオで「カプレーティ家とモンテッキ家」、ジェノヴァで「マノン・レスコー」、ドレスデンで「セビリアの理髪師」などが予定され、気鋭の指揮者として注目されている。



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