ご挨拶

 第14回神奈川国際芸術フェスティバルは、神奈川県民ホールと神奈川県立音楽堂を会場に6公演で開催いたします。昨年、舞踊歴55年を迎えた、日本を代表するプリマ・森下洋子と清水哲太郎の主演でお贈りする松山バレエ団「ロミオとジュリエット」、天台・真言両宗派の古典曲を軸に、現代の祈りの音楽をテーマにした「音楽堂で聴く聲明」を皮切りに、県民ホール ヴェルディ・ウィークと題してシリーズでお届けする、藤原歌劇団オペラ「リゴレット」と、ガラ形式の演奏会「ヴェルディ・ガラコンサート」、音楽堂では注目の若手指揮者・金聖響をむかえて贈る「クラシックな休日を♪in音楽堂」演奏会、ヴァイオリンの巨匠ギドン・クレーメル率いる「クレメラータ・バルティカ 室内管弦楽団」の演奏会まで、共に30周年、50周年をこえて存在感を増す県民ホールと音楽堂ならではの実力を感じさせるプログラムです。この機会に、オペラ、バレエ、室内楽、管弦楽のすぐれた芸術作品に触れていただければ幸いに存じます。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

©幸田森

 

 

一柳 慧(作曲家・ピアニスト、財団法人神奈川芸術文化財団芸術総監督)