
※公演延期 ウルトラヒー...
神奈川県民ホール
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
書き下ろし新作公演
公演日: 2020年11月28日(土)~2020年12月13日(日)
『オレステスとピュラデス』渡邉寿岳撮影による配信決定!
2020年7月、コロナ禍に発表された配信企画『プレイタイム』にて、劇場が再び動き出していく様を鮮烈なカメラワークで捕らえた撮影・渡邊寿岳が、再び演出の杉原邦生とタッグを組み、新たな劇場体験を作り出します。
観客席からは観られないアングルで、もうひとつの『オレステスとピュラデス』をお楽しみいただけます。
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『オレステスとピュラデス』 【イープラス【Streaming+(配信)】】
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配信開始日時:2020/12/28(月)12:00
視聴可能期間:2021/1/3(日)23:59まで
※配信時間:130分予定(変更になる場合がございます。予めご了承ください)
視聴券:¥2,500
チケット発売:12/14(月)10:00
▼詳細・お申し込みはこちら
https://eplus.jp/sf/detail/3325290001-P0030003P021001?P1=1221
<座席配置について> 11月27日追記
全国的な新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を鑑み、一定の距離を確保するため、前後左右を1席ずつ空けた座席配置でのご観劇をご案内させていただきます。
2席並びでご購入いただきましたお客様の間には空席を設けますが、ご観劇当日はお手元のチケットに記載のお座席番号が表記されているお席にお座りいただきますよう、ご協力お願いいたします。
詳しくは、こちらから
誰も観たことのない新しいギリシャ悲劇
『オイディプスREXXX』『グリークス』に続く、杉原邦生のギリシャ悲劇シリーズ最終章。
彼(か)の二人の青年の旅路を描く、スリリングで壮大な “ロードムービー” 演劇がいま、生まれる!
若手演出家のトップランナー杉原邦生は、2016年『ルーツ』(脚本:松井周)を皮切りに、KAAT白井晃芸術監督の委嘱で数々の話題作を発表、特に、2018年以降はギリシャ悲劇の上演に果敢に取り組んできました。2018年『オイディプスREXXX』(オイディプス王)では、3名のメイン俳優がコロス以外の8役を演じ分けるという、ギリシャ悲劇が演じられた当時のスタイルに則った上演が話題を呼びました。また、コロスの歌をラップに変換するなど斬新なアイデアの数々で、遠いギリシヤの物語を現代の私たちの眼前に鮮やかに蘇らせ、その演出力が高く評価されました。続く2019年には、上演時間10時間に及ぶ大作『グリークス』に挑み、トロイ戦争をめぐり人間の愛憎が渦巻く17年間の壮大な絵巻物を、スピーディーかつスタイリッシュに描き出し、一瞬も飽きさせることのない卓越した演出に称賛が集まりました。
そして2020年、そんな杉原がギリシャ悲劇シリーズの最終として新たな挑戦に挑みます。『グリークス』で物語の主軸となったトロイ戦争において、ギリシャ軍の総大将であったアガメムノン。その息子オレステスが、太陽神アポロンの信託を受け、姉エレクトラと従兄弟で親友のピュラデスの力を借り、母親殺しを行った後の「失われた」(現存していない)物語を創造します。
杉原邦生×瀬戸山美咲 20年代を牽引する二人の初タッグ
この意欲的なギリシャ悲劇の翻案創作を委嘱したのは、今、最も次回作が期待されている劇作家・演出家の瀬戸山美咲です。「オレステスとピュラデスという二人のキャラクターを軸に新たな作品を創りたい」という杉原の想いを受けとめ、「オレステスとピュラデスの“空白の時間”を考えたい。新しいギリシャ悲劇を書くという壮大な挑戦をしたい」と意気込みを語ります。
若手注目株の鈴木仁・濱田龍臣、変幻自在な趣里・大鶴義丹、個性豊かなコロス10名による華麗なる“ロードムービー“演劇
出演者には、若手注目株の二人、映像での活躍がめざましい鈴木仁がオレステスに、子役時代から映像で活躍して、最近は三谷幸喜作『大地』でも注目された濱田龍臣がピュラデスを演じます。二人が旅の途中で出会う人々を、舞台・映像でも益々の輝きを放つ趣里と、俳優のみならず映画脚本・監督と幅広く活躍している大鶴義丹がそれぞれ複数の役を演じ分けます。ギリシャ悲劇には欠かせないコロスには、杉原作品に参加経験があり、阿吽の呼吸ともいえる面々の内田淳子・高山のえみ・大久保祥太郎・天宮良・外山誠二、オーディションで選ばれた中上サツキ・前原麻希・川飛舞花・猪俣三四郎、TCアルプでの活躍も目覚ましい武居卓――幅広い世代から出自も様々な個性溢れる10名が集まりました。
作:瀬戸山美咲
演出:杉原邦生
音楽:Taichi Kaneko
振付:北尾亘
出演:鈴木仁 濱田龍臣
趣里 大鶴義丹
内田淳子 高山のえみ 中上サツキ 前原麻希 川飛舞花
大久保祥太郎 武居卓 猪俣三四郎 天宮良 外山誠二
<初日コメント到着!>(11/29更新)
初日を終えてのコメントが到着しました!
※文字情報に誤記がありましたので、修正し再アップいたしました。訂正してお詫び申し上げます。
<合同取材&フォトコールを実施しました>(11/26更新)
公演に先駆けて、杉原邦生さん、鈴木仁さん、濱田龍臣さんの合同取材&フォトコールを実施しました!
撮影:細野晋司
<ポストトーク登壇者追加決定!>(11/20更新)
12月9日(水)、11日(金)のポストトークの登壇者が決定いたしました!
12月9日(水) 鈴木仁 濱田龍臣
12月11日(金) 鈴木仁 濱田龍臣 趣里
また、すべての日程の登壇者の決定に伴い、当日の登壇者への質問を事前にtwitterで募集いたします。 ①ご覧になる日時 ②質問したい登壇者の名前(複数可)を明記の上、#オレステスとピュラデスに質問 のタグをつけて質問を投稿して下さい。 締切は各回前日までになります。
※当日はアカウント名などはお知らせせず、ご質問内容のみ読み上げます。
※件数が多い場合はスタッフにより抽選させていただく場合がございます。
開催日・登壇者:
・12月3日(木)
山形治江(ギリシャ悲劇研究家・翻訳家)、杉原邦生(演出)
・12月4日(金)
瀬戸山美咲(作)、杉原邦生(演出)
・12月7日(月)
白井晃(演出家・俳優・KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)、杉原邦生(演出)
・12月9日(水)
鈴木仁 濱田龍臣
・12月11日(金)
鈴木仁 濱田龍臣 趣里
<映像配信のお知らせ>10/27追記
配信でも楽しめるもうひとつの『オレステスとピュラデス』!
本公演では、劇場観劇とは異なる視点による映像作品を配信いたします。2020年7月、コロナ禍に発表された配信企画『プレイタイム』にて、劇場が再び動き出していく様を鮮烈なカメラワークで捉えた撮影・渡邉寿岳が、再び杉原邦生とタッグを組み、新たな観劇体験を創り出します。詳細は後日発表。
【ギリシャ悲劇におけるオレステスの物語】
親友のピュラデス、姉・エレクトラとともに母親殺害を実行したオレステスは、その日以来復讐の女神の呪いに苛まれている。母親殺害から6日後、市民裁判により死刑が決まったオレステスとエレクトラは、ピュラデスとともにすべての元凶(トロイア戦争の原因と人々に思われている)であるヘレネ殺害を企てたが、未遂に終わる。突如現れた神アポロンはヘレネを救い出し、3人に神託を授ける。「タウリケまでアルテミスの像を盗みに行けば復讐の女神たちの呪いから解放される」という神託を受けたオレステスは、ピュラデスと共にタウリケを目指す。
誰も観たことのない新しいギリシャ悲劇をつくりたい 。2018年『オイディプスREXXX』、翌2019年『グリークス』と、二つのギリシャ悲劇を創作する中で、この想いが揺るぎないものになっていきました。その理由は何よりも、僕自身が日増しにギリシャ悲劇に深く魅せられていったからに他なりません。そして、ギリシャ悲劇がまさに〈演劇〉の原点であるという絶対的事実を、身を以て感じたからです。
今回の物語は、オレステスとピュラデスという二人の青年のロードムービーです。自らの手で母を殺したオレステスと、その殺しの手助けをしたピュラデス。彼らは幼い頃から共に育てられた従兄弟同士であり、親友であり、愛情という固い絆で結ばれています。そんな二人がアポロンの神託を受け、オレステスの罪を償うため、ギリシャはアルゴスから遠いタウリケを目指すその道中を描きます。彼らが旅のなかで、だれと出会い、なにを見て、どんな想いを巡らせていったのか。未だ見ぬ彼らの物語を、古代ギリシャ劇の構造や文脈を踏まえながら、瀬戸山美咲さんとともに〈新しいギリシャ悲劇〉として立ち上げていきたいと思っています。そして、演劇の原点に立ち戻り、そこからまた新たな演劇を生み出すというこの創作こそ、いま、演劇の《再生》を宣言するものになると確信しています
【掲載情報】
9/9 日刊スポーツ 公演情報
9/10 東京中日スポーツ 公演情報
9/13 フジテレビ「僕らの時代」 濱田龍臣さん 出演
9/20 夕刊フジ 大鶴義丹さん連載
11/6発売 すばる 杉原邦生さんインタビュー
11/7発売 ファビュラスステージ 鈴木仁さん、濱田龍臣さんインタビュー
11/9発売 えんぶ 鈴木仁さんインタビュー
11/9発売 TVガイドPERSON 濱田龍臣さんインタビュー
11/11 夕刊フジ 大鶴義丹さんインタビュー
11/16 日経新聞夕刊 公演情報
11/19 朝日新聞夕刊 鈴木仁さん、濱田龍臣さん、杉原邦生さんインタビュー
11/20 ステージナタリー 鈴木仁さん、濱田龍臣さん、杉原邦生さんインタビュー
11/21 WHAT's IN? tokyo 鈴木仁さんインタビュー
11/22 しんぶん赤旗日曜版 公演情報
11/24 読売新聞夕刊 杉原邦生さんインタビュー
11/25 ぴあアプリ 鈴木仁さん、濱田龍臣さんインタビュー
11/27発売 STAGEnavi Vol.50
「カトリーヌあやこの出番ですよ」のコーナー 濱田龍臣さんインタビュー
「CREATOR'S ROOM」のコーナー 杉原邦生さんインタビュー
11/27発売 25ans 21年1月号 公演情報掲載
11/27 公明新聞 公演紹介
〔プロフィール〕
演出:杉原邦生
演出家、舞台美術家。KUNIO主宰。1982年生まれ。国内外の骨太な戯曲の本質を浮き彫りにしてみせると同時に、ポップでダイナミックでありながらも繊細な演出が特長。2004年にプロデュース公演カンパニー“KUNIO”を立ち上げ、これまでに『エンジェルス・イン・アメリカ』(作:トニー・クシュナー)、最古のテキスト“Q1”バージョンを新訳で上演した『ハムレット』(作:ウィリアム・シェイクスピア)、大学の恩師でもある太田省吾の名作を鮮烈に蘇らせた『更地』や『水の駅』などを上演。木ノ下歌舞伎には2006年から2017年5月まで参加し、『黒塚』『東海道四谷怪談―通し上演―』『三人吉三』など11演目を演出。海外での上演は2013年『三番叟』にチリ、2016年『黒塚』、2018年『勧進帳』でフランス・パリより招聘を受け、いずれも好評を得た。近作に、スーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』、トライストーン・エンタテイメント『少女仮面』(作:唐十郎)、シアターコクーン ライブ配信『プレイタイム』などがある。KAATでの演出は2015年のKUNIO12『TATAMI』(作:柴幸男)以降、『ルーツ』(作:松井周)、木ノ下歌舞伎『勧進帳』、『オイディプスREXXX』(翻訳:河合祥一郎)、『グリークス』(翻訳:小澤英実)に続き6作品目となる。2018年(平成29年度)第36回京都府文化賞奨励賞受賞。 http://www.kunio.me
作:瀬戸山美咲
劇作家・演出家。2001年、ミナモザを設立。2016年、『彼らの敵』で第23回読売演劇大賞優秀作品賞受賞。近年の作品にオフィスコットーネ『埒もなく汚れなく』(作・演出)、新国立劇場『あの出来事』、さいたまネクスト・シアター『ジハード-Djihad-』(ともに演出)など。オフィスコットーネ『夜、ナク、鳥』(演出)、流山児★事務所『わたし、と戦争』(作・演出)で第26回読売演劇大賞優秀演出家賞、『THE NETHER』(上演台本・演出)で第27回同賞を受賞。また『THE NETHER』ほかの成果により第70回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。『アズミ・ハルコは行方不明』『リバーズ・エッジ』など映画脚本も手がける。2016年、FMシアター『あいちゃんは幻』で第42回放送文化基金賞脚本賞受賞。多摩ニュータウン×演劇プロジェクト、舞台芸術によるまちづくりプロジェクト『枇杷の家』などコミュニティの人たちとの創作にも継続的に携わる。
<ご来場の皆さまへのお願い>
KAAT神奈川芸術劇場では新型コロナウイルス感染拡大予防対策を徹底し主催公演を実施します。ご来場前に必ず、劇場HPの「ご来場のお客様へのお願い」をご確認ください。
体調不良・感染予防のためにご来場いただけないお客様へのご案内 こちらから
〔STAFF〕
作:瀬戸山美咲
演出:杉原邦生
美術:松井るみ
音楽:Taichi Kaneko
振付:北尾亘
ラップ作詞・指導:板橋駿谷
照明:高田政義[RYU]
音響:稲住祐平
衣裳:藤谷香子[FAIFAI]
ヘアメイク:国府田圭
殺陣:六本木康弘
舞台監督:藤田有紀彦
アドヴァイザー:山形治江(ギリシャ悲劇研究家・翻訳家)
公演プロデューサー:穂坂知恵子
企画製作・主催:KAAT神奈川芸術劇場
お問合せ:チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
チケット発売 |
10月10日 : かながわメンバーズ(KAme)先行発売(インターネットのみ) |
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会場 |
ホール |
公演スケジュール | 11.28(土) 17:00 |
料金 | 全席指定 |
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