カール・オルフ 世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」

6月6日(日) 16:00開演 15:30開場
公演は終了しました
神奈川県民ホール大ホール

 

堀内康雄 高橋 淳 現田茂夫 幸田浩子

指揮

現田茂夫

ソプラノ
幸田浩子

テノール

高橋 淳

バリトン
堀内康雄
三浦興一

 

プログラム:

ショスタコーヴィチ:祝典序曲op.96

※共演:フェスティバル・ファンファーレ隊(特別編成)
ストラヴィンスキー:組曲「プルチネルラ」(1949年改訂版)
オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」

指揮: 現田茂夫
独唱: ソプラノ/幸田浩子 テノール/高橋 淳 バリトン/堀内康雄
管弦楽: 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
合唱: 神奈川県民ホール特別合唱団(一般公募・混声約350名)
小田原少年少女合唱隊(指導:桑原妙子)
合唱監督
 /原語指導:
近藤政伸
合唱指導: 岩本達明
稽古ピアノ: 平川寿乃 藤井美紀
*出演者・曲目等はやむを得ず変更になることがございます。
主催: [指定管理者:財団法人神奈川芸術文化財団]
チケット S席6,000円 A席5,000円 B席3,000円 学生2,000円(24歳以下)

 

 

カール・オルフ
カール・オルフ(1895-1982)

20世紀合唱音楽の頂点「カルミナ・ブラーナ」
 神奈川県下唯一の大型劇場である県民ホールでは、これまでもその特徴を活かした大掛かりな合唱付き管弦楽曲にたびたび取り組み、好評を得て参りました。今回、2010年の県民ホール開館35周年にあたり、20世紀を代表する合唱音楽「カルミナ・ブラーナ」に、一般公募による合唱団とともに総力をあげて取り組みます。
 「カルミナ・ブラーナ」は中世の詩人や修道僧が残したラテン語の叙情詩「ボイレン歌集」が題材。そこには運命に翻弄され、あるいは恋心にさいなまれながら生きる、人々の魂の叫びが描かれています。カール・オルフによる原始的で力強い管弦楽は、20世紀以降の合唱音楽の一つの頂点として、今なお異彩を放っています。

日本を代表する魅力的な独唱陣
 合唱曲を軸に構成される「カルミナ・ブラーナ」における3人の独唱パート(ソプラノ、テノール、バリトン)は、いずれもこの曲を特徴づける重要な位置にあり、本公演では日本を代表する3人のソリストがこの役割を務めます。ソプラノの幸田浩子はその優れた技巧と透き通るような美声で“恋に揺れる乙女心”を歌い、テノールの高橋淳は巧みな表現で“焼かれた白鳥の哀愁”を演じ、バリトンの堀内康雄はスケールの大きい歌唱で“激しい怒りと嘆き”を表現します。合唱・独唱・管弦楽がまさに三位一体となって、「カルミナ・ブラーナ」の壮大な音楽絵巻を描き出します。

35周年を彩る魅力的なプログラム
 「カルミナ・ブラーナ」の前に演奏されるのは、ショスタコーヴィチとストラヴィンスキーという20世紀を代表する二人のロシア人作曲家の名品です。ストラヴィンスキーがロシア・バレエ団の委嘱により作曲した「プルチネルラ」はイタリア・バロックの巨匠ペルゴレージらの作品をベースとした、明快でウィットに富んだ親しみやすい名曲。現田茂夫の大胆かつ的確な指揮の下、神奈川フィルハーモニー管弦楽団が表情豊かに演奏します。祝祭ムードを盛り上げる華やかなショスタコーヴィチ「祝典序曲」には、神奈川県下の音楽科学生による特別編成のファンファーレ隊も共演します。