今年の上り坂は新星ヴァイオリニスト郷古(ごうこ)廉(すなお)が登場!
《What's 上り坂?》
「上り坂コンサート」というネーミングは、<上り坂にある演奏家>と音楽堂へ続く<紅葉坂(もみじざか)>をかけて、マエストロ井上道義自身がつけたものです。マエストロのこのコンサートシリーズにかける意気込みが感じられるエピソードです。
8回目を迎える今回は、’06年に「第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクール」ジュニア部門で第1位のヴァイオリニスト郷古廉(ごうこ すなお)が登場します。
弱冠14歳の瑞々しい演奏を、マエストロの名タクトと共にお楽しみください。
ユーディ・メニューイン国際コンクール
イギリスの有名なヴァイオリニストであるユーディ・メニューインが1983年に創立した若いヴァイオリニストのための国際コンクール。2002年に上り坂コンサートに出演した神尾真由子さんは、1998年11歳のとき史上最年少での入賞者です
イギリスの有名なヴァイオリニストであるユーディ・メニューインが1983年に創立した若いヴァイオリニストのための国際コンクール。2002年に上り坂コンサートに出演した神尾真由子さんは、1998年11歳のとき史上最年少での入賞者です

郷古さんにとってヴァイオリンを弾くとはどういうことですか?
行いという意味ではとても自然な日常の一部になっています。 思いという意味では一言ではなかなか難しいですが、自分を表現し伝える言葉であり(時には別の自分を発見出来たりもして楽しいです)誰かの為に祈る様な思いで弾くこともあります。
行いという意味ではとても自然な日常の一部になっています。 思いという意味では一言ではなかなか難しいですが、自分を表現し伝える言葉であり(時には別の自分を発見出来たりもして楽しいです)誰かの為に祈る様な思いで弾くこともあります。
世界の舞台に立ち、優勝してからヴァイオリンを弾くことに対して何か気持ちに変化はありましたか?
あまり良いことでないかも知れませんが、全く変わってはいません。コンクールでの優勝は新しいスタートだったと思っています。でもそのお陰で演奏の機会を頂けることは嬉しいです。本番がとても勉強になりますから。
あまり良いことでないかも知れませんが、全く変わってはいません。コンクールでの優勝は新しいスタートだったと思っています。でもそのお陰で演奏の機会を頂けることは嬉しいです。本番がとても勉強になりますから。
井上道義さんから出演依頼を受けたときの気持ちを教えてください。
勿論びっくりしてとても嬉しく思いました。
初めてお会いした時は、緊張が一瞬で無くなってしまうくらい楽しい気持ちになれました。
指揮をされる時、舞台でお話される時、プライベートの時、それぞれが魅力ある先生です。
勿論びっくりしてとても嬉しく思いました。
初めてお会いした時は、緊張が一瞬で無くなってしまうくらい楽しい気持ちになれました。
指揮をされる時、舞台でお話される時、プライベートの時、それぞれが魅力ある先生です。
今回の選曲について
*なぜラロを選んだのでしょうか?
なぜなのか解らないのですが、井上先生と「ラロ」を演奏してみたいと思いました。迷わず直ぐに「ラロ」と思ってしまいました。丁度その頃譜読みを始めていたこともあったのですが。
*日本人にあまり馴染みの無い曲だと思うのですが、郷古さんの言葉でこの曲を紹介してください。
ラロは響きに対する感覚が非常に優れていたと思います。この曲に重音は数えるほどしか出て来ませんが、初めて聴いた時単音であそこまでの音楽をつくり出せるのかととてもびっくりしました。ですから「交響曲」でオーケストラのそれぞれのパートはとても充実していて、特にこの曲のソロはオーケストラの一部だと思えます。スペインの様々なリズムや人の感情が散りばめられていてとても情熱的です。情熱には裏表があって、例えば1楽章はとても激しい感情が表に出されますが、その裏には深い悲しみも潜んでいるのです。熱い土に根ざした音楽だと思います。特に難しいと思ったのは4楽章です。言いようのない程悲しく美しいメロディーですがとても強い意志を感じます。どんなことがあっても大丈夫と思えるような元気が出る音楽です。
*なぜラロを選んだのでしょうか?
なぜなのか解らないのですが、井上先生と「ラロ」を演奏してみたいと思いました。迷わず直ぐに「ラロ」と思ってしまいました。丁度その頃譜読みを始めていたこともあったのですが。
*日本人にあまり馴染みの無い曲だと思うのですが、郷古さんの言葉でこの曲を紹介してください。
ラロは響きに対する感覚が非常に優れていたと思います。この曲に重音は数えるほどしか出て来ませんが、初めて聴いた時単音であそこまでの音楽をつくり出せるのかととてもびっくりしました。ですから「交響曲」でオーケストラのそれぞれのパートはとても充実していて、特にこの曲のソロはオーケストラの一部だと思えます。スペインの様々なリズムや人の感情が散りばめられていてとても情熱的です。情熱には裏表があって、例えば1楽章はとても激しい感情が表に出されますが、その裏には深い悲しみも潜んでいるのです。熱い土に根ざした音楽だと思います。特に難しいと思ったのは4楽章です。言いようのない程悲しく美しいメロディーですがとても強い意志を感じます。どんなことがあっても大丈夫と思えるような元気が出る音楽です。
大作を弾き切ることへの抱負をお聞かせください。
音楽は全て弾けば弾く程難しくてどこまで伝えられるかわかりませんが、今の僕の精一杯で井上先生の指導の下に勉強させて頂きたいと思っています。弾き手は聴いてくださっているお客様の思いを頂きなが ら演奏するのだと教えてもらったことがあります。熱い気持ちで演奏しますのでお客様も熱い気持ちで僕を助けてください。
音楽は全て弾けば弾く程難しくてどこまで伝えられるかわかりませんが、今の僕の精一杯で井上先生の指導の下に勉強させて頂きたいと思っています。弾き手は聴いてくださっているお客様の思いを頂きなが ら演奏するのだと教えてもらったことがあります。熱い気持ちで演奏しますのでお客様も熱い気持ちで僕を助けてください。
《聴きどころ》
今回演奏されるラロの『スペイン交響曲』は、自身もヴァイオリニストだったラロがヴァイオリンの技巧を発揮できるよう作曲したもので、ラロと親交の深かったサラサーテの独奏で初演された曲です。
郷古は、本公演への出演が決まるとすぐ、迷わず本曲を演奏したいと提案してきました。14歳のソリストが自ら選び意欲を燃やすこの曲は、30分にわたる大曲。彼のフレッシュな音色への感性や弓づかいの良さなど、豊かな才能が存分に発揮されることでしょう。
郷古は、本公演への出演が決まるとすぐ、迷わず本曲を演奏したいと提案してきました。14歳のソリストが自ら選び意欲を燃やすこの曲は、30分にわたる大曲。彼のフレッシュな音色への感性や弓づかいの良さなど、豊かな才能が存分に発揮されることでしょう。
《魅(み)どころ》
毎回、自由な発想でクラシックのステージをより親しみ易く楽しいものにしてくれるマエストロ井上。今回は、なんとバレエが登場します。真忠久美子さんが『カルメン組曲』にゲストとして出演します。実はマエストロ井上は、幼少時バレエを習っていたのです。40年以上前に音楽堂の舞台で道義少年が踊った記録が残っています。そんなマエストロが自ら振付けるステージ。どこでどう登場するかもサプライズ。お客様には素敵なひとときとなることでしょう。
《指揮者・井上道義によるプレトークあり(13:30〜)》
開演前にマエストロ井上と郷古廉によるプレ・トークがあります。マエストロとは親子どころか孫ほど年の違う郷古をマエストロがどう料理するのか!?それぞれの想いを存分に聞きたいところです。今回もプレトークは必聴です!
《聴きどころ》
今回演奏されるラロの『スペイン交響曲』は、自身もヴァイオリニストだったラロがヴァイオリンの技巧を発揮できるよう作曲したもので、ラロと親交の深かったサラサーテの独奏で初演された曲です。
郷古は、本公演への出演が決まるとすぐ、迷わず本曲を演奏したいと提案してきました。14歳のソリストが自ら選び意欲を燃やすこの曲は、30分にわたる大曲。彼のフレッシュな音色への感性や弓づかいの良さなど、豊かな才能が存分に発揮されることでしょう。
■井上道義 (指揮)Michiyoshi Inoue
1971年グィド・カンテルリ指揮者コンクール優勝。1983〜88年新日本フィル音楽監督、1990〜98年京都市響音楽監督・常任指揮者、2000年〜新日本フィル首席客演指揮者。シカゴ響、ロイヤル・フィル、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、レニングラード響、マルセイユ歌劇場等にも客演。1999年よりBunkamuraオペラ劇場≪トゥーランドット≫を3年間にわたり指揮。エディンバラ公演も現地の聴衆に新鮮な衝撃を与えた。近年では、新日本フィルとともにマーラー・チクルス、3年にわたるコンサート・オペラ・シリーズなど意欲的な活動を展開しており、各方面から絶賛されている。2007年11〜12月東京でショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトを開催する。2007年1月よりオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドバイザーに就任。
1971年グィド・カンテルリ指揮者コンクール優勝。1983〜88年新日本フィル音楽監督、1990〜98年京都市響音楽監督・常任指揮者、2000年〜新日本フィル首席客演指揮者。シカゴ響、ロイヤル・フィル、ミュンヘン・フィル、スカラ・フィル、レニングラード響、マルセイユ歌劇場等にも客演。1999年よりBunkamuraオペラ劇場≪トゥーランドット≫を3年間にわたり指揮。エディンバラ公演も現地の聴衆に新鮮な衝撃を与えた。近年では、新日本フィルとともにマーラー・チクルス、3年にわたるコンサート・オペラ・シリーズなど意欲的な活動を展開しており、各方面から絶賛されている。2007年11〜12月東京でショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトを開催する。2007年1月よりオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドバイザーに就任。
■郷古 廉(ヴァイオリン)Sunao Gouko
1993年12月宮城県多賀城市生まれ。99年「桐朋学園子供のための音楽教室仙台分室」に入室勅使河原真実氏に師事、現在に至る。2003年第57回全日本学生音楽コンクール東京大会ヴァイオリン部門小学校の部にて奨励賞を受賞。04年4月ユースクラシックコンクール2004小学生の部第1位。8月プラハにおいてユーロフェスティバル、アーティストコンサートに出演。同年12月第58回全日本学生音楽コンクール全国大会、ヴァイオリン部門小学校の部第1位。06年4月第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位。ガラコンサートにおいてフランス国立リール管弦楽団と共演。7月、多賀城市文化センターにて初リサイタルを開く。これまでに、辰巳明子、ジャン・ジャック・カントロフ、ゲルハルト・ボッセ各氏のレッスン、パヴェル・ヴェルニコフ氏のマスタークラスを受ける。
1993年12月宮城県多賀城市生まれ。99年「桐朋学園子供のための音楽教室仙台分室」に入室勅使河原真実氏に師事、現在に至る。2003年第57回全日本学生音楽コンクール東京大会ヴァイオリン部門小学校の部にて奨励賞を受賞。04年4月ユースクラシックコンクール2004小学生の部第1位。8月プラハにおいてユーロフェスティバル、アーティストコンサートに出演。同年12月第58回全日本学生音楽コンクール全国大会、ヴァイオリン部門小学校の部第1位。06年4月第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位。ガラコンサートにおいてフランス国立リール管弦楽団と共演。7月、多賀城市文化センターにて初リサイタルを開く。これまでに、辰巳明子、ジャン・ジャック・カントロフ、ゲルハルト・ボッセ各氏のレッスン、パヴェル・ヴェルニコフ氏のマスタークラスを受ける。
■神奈川フィルハーモニー管弦楽団
1970年3月に発足。地元企業からの支援や、文化庁、神奈川県、横浜市、川崎市からの助成を受ける。定期演奏会や特別演奏会の他、オペラ、バレエからポップスに至るまで幅広いジャンルで活躍し“神奈川の文化のシンボル”として親しまれるとともに、全国的な活躍を続けている。2000年より常任指揮者に現田茂夫、2002年よりポップス・オーケストラ音楽監督に藤野浩一が就任。2007年4月にはドイツ音楽の巨匠ハンス=マルティン・シュナイトを音楽監督に迎え、いま最も注目されているオーケストラである。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団公式HP http://www.kanaphil.com
1970年3月に発足。地元企業からの支援や、文化庁、神奈川県、横浜市、川崎市からの助成を受ける。定期演奏会や特別演奏会の他、オペラ、バレエからポップスに至るまで幅広いジャンルで活躍し“神奈川の文化のシンボル”として親しまれるとともに、全国的な活躍を続けている。2000年より常任指揮者に現田茂夫、2002年よりポップス・オーケストラ音楽監督に藤野浩一が就任。2007年4月にはドイツ音楽の巨匠ハンス=マルティン・シュナイトを音楽監督に迎え、いま最も注目されているオーケストラである。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団公式HP http://www.kanaphil.com
ゲスト 真忠久美子(バレエ)Kumiko Matada
京都府出身。貝谷八百バレエ研究所でバレエを始める。山本禮子、石川恵津子に師事。ロシア国立ペルミバレエ学校、ウファバレエ学校に留学。1996年、全日本バレエコンクールシニアの部第1位、文部大臣賞受賞。’99年、新国立劇場バレエ団の契約ダンサーとなる。2002年、「こうもり」でローラン・プティに抜擢され主役デビュー。その後「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」に主演。その他、ソリストとして数多く踊っている。
京都府出身。貝谷八百バレエ研究所でバレエを始める。山本禮子、石川恵津子に師事。ロシア国立ペルミバレエ学校、ウファバレエ学校に留学。1996年、全日本バレエコンクールシニアの部第1位、文部大臣賞受賞。’99年、新国立劇場バレエ団の契約ダンサーとなる。2002年、「こうもり」でローラン・プティに抜擢され主役デビュー。その後「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」に主演。その他、ソリストとして数多く踊っている。